近江ペンの会
2025年3月28日金曜日
近江ペンの会
2025年3月25日火曜日
童話サークルわらしべ
【わらしべ通信NO.142】
2025年3月16日(日)
参加者9、見学1、欠席5名。
冷たい雨が降る中、見学の方を1名迎えての定例会となりました。「入会してもらえるかなあ…」とそわそわしつつ、メンバー全員が自己紹介をしてスタートしました。今月の合評作品はふたつです。
まずは、高学年向けの作品でした。
・書き直したことで、以前の原稿にあったおもしろさが消えているかもしれない。
・高学年向けの短編ならば、主人公が抱えている問題がきれいに解決しないほうが、リアルでより納得できることもあるのではないか。
・もっと書きこんだほうがいいシーンがいくつかある。
書き直しの難しさが話題になり、人の意見を聞いて悩まれるのは、いつも細やかに気配りされる作者のやさしい人柄ゆえではないかということで、様々な助言が飛び出し、たいへんに盛り上がりました。
引き続き、低学年向けの作品です(私の作品でした…)。
・一番盛り上がるところが、真ん中にきてしまっていて全体のバランスが悪い。
・終わりのおまけみたいなところは、なくてもいいのでは?
・いや、おまけのところは、あったほうがいい。
真逆の意見が出たところは、「どっちがいいと思うか挙手してください~」ということで、手を挙げてもらいました。参考にして調整したいです。
そして、見学の方はなんと、入会されることになりました!
う・れ・し・い。
わらしべメンバーは今月から、14名から15名になりました。来月の定例会もたのしみです。
(山下みゆき)
2025年3月5日水曜日
みらくるぺん
みらくるぺん
2025年2月25日 14:00~17:00
オンラインzoom
出席 7名 欠席 0名
冬休みを経て今年初めての合評会です。外は厳しい寒さが続いていますが、オンラインで繋げば、暖かい部屋がそのまま合評会場になります。
今回は幼年4作、中学年1作、絵本テキスト1作の合計6作です。
作品は、動物もの、日常に不思議ないきものが登場するもの、擬人化した視点から描いたもの、生活童話などがありました。どれも、主人公が抱えた問題をいかに解決していくか、ストーリーにそれぞれの工夫がこらされていました。
合評は、先ず作者からの問いかけで始まります。例えば、構想中に思い悩んだことや書くのに迷った部分を、メンバーはどのように読み取るのか。また、ストーリーをうまく運ぶのにもっといい方法はないのか、リアリティーはあるか、など様々です。
作者からの問いに、ひとりが答えると、それを受けた次の人がほかの視点から思いついたことを答え、また次の人の発言で深められたりします。瞬時の思い付きやひらめきの連鎖はメンバーの大きな力になり、合評会でこそ味わえる快感です。アドバイスで文章の過不足にハッと気付くのも合評の有難さです。
合評後、2025年度に目指すもの、それに伴う例会の予定日を検討しました。
次回:4月22日(火)14:00~ オンラインzoom
【会員ニュース】
赤木きよみ 神戸新聞日曜版2月に、「コタツ、ぬくぬく」を3回連載
(鬼村テコ)
2025年3月2日日曜日
童話サークルわらしべ
【わらしべ通信NO.141】
2月の寒空のもと、わらしべ合評会を行いました。
皆さんは、冬といえば何を思い出しますか?
わたしは「灯油の匂い」です。
危ないヤツ……ではありません!
この匂いを嗅ぐと、石油ストーブの前で、シュンシュンとわくヤカンの音をBGMにまどろんでいた子どもの頃を思い出して、じわんと鼻の奥が暖かくなるのです。
さて、2月の合評作品は3作でした。
1作目は大人が主人公の、ほっこり日常のお話。描写が上手くて、鮮やかな物語が浮かび上がります。大人が主人公の児童文学はたくさんありますが、今回は大人向けの童話作品なのか、子どもに向けて出版をも目指す作品にするのか、作者は思わぬ岐路に立たされることになりました。
2作目は天皇について語り合う祖父と孫のお話。
このテーマを取り上げよう!と思いつくのがまずすごい!歴史背景についても触れられていて、知らない知識を得られておもしろかったです。まだまだ作者は書きたいことがたくさんあるようなので、ぜひ続きを書いて欲しいなと思います。
3作目はある言葉をキッカケに、小学生の主人公に自主性が育つ様子を描いた作品です。その言葉自体が持つイメージについて意見が分かれました。
教訓的でなく自然に、自主性について主人公の心の動きが見えるのが、長く教育現場に携わってきた作者だからこそという、さすがの観点でした。
わらしべには創作としての経験はもちろん、人生経験豊富な方々がたくさんおられ、色んな視点に触れられるのが毎回楽しいです。サークルの皆さんのエネルギーと優しさによって、何とかこの世界に踏みとどまっています。
さらに定例会後の有志のお茶会でも、ぶっちゃけ話を色々と聞くことができて、楽しませていただきました。
あらためて、「わらしべっていいな」と感じた1日でした。
(桧室若葉)