2016年10月24日月曜日

ももっこの会

岡山 ももっこの会

 秋も深まり夕暮れ時の庭に鈴のころがるようなコオロギの声が聞こえています。
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20日(木)は「岡山サークルももっこの会」定例会でした。参加者5人、提出作品は6編、プロット2作です。
9:0010:30【短編作品合評会】『児童文芸』投稿用作品・公募投稿作品の合評会です。
3枚以内のちいさなお話……1編、
①主人公きつねのファンタジー。きつねのキャラクター設定をきっちりし、おきまりの行動やセリフを工夫してはどうか、
5枚作品……1編
②ファンタジー。現実と幻想のつなぎをうまく。キャラクターの動きが伝わる工夫。
10枚作品……4編
③主人公がハチのファンタジー。パターン化は子どもは好きだがねらいは必要。ラストが安易にいい子になってしまうのでもっとふくらませる。
④「行動」を5つ設定した短編連作の1作目。キャラクターの関係性や主人公の成長もきちんと描け、ストーリーとキャラクターの感情がうまくつながっていて好評。
⑤・落語ベースのファンタジー。登場人物をしぼる。長編化してみたらいい。具体的なエピソードで読みたいという意見が多く出た。落語体験してみたらとアドバイスあり。
⑥作者自身の雰囲気がふんわり伝わるファンタジー。わかりにくいシーンは伝わるように工夫する。視点のブレに注意。

10:3011:00【「絵本の勉強会」報告会】『おもしろい絵本には、子どもの心を掴むしかけがある」と題して正岡慧子さんの勉強会に参加したふたりのメンバーによる報告をしてみんなで共有しました。昨年の童話塾で学んだことに加え、このたびもとても面白くてわかりやすいお話でした。今後の例会で「日本新薬こども文学賞」など公募向けの絵本テキスト合評会も積極的にやっていきたいと思います。

11:0012:00【長編作品プロット合評会】長編公募向け作品の合評会です。
提出は今回はプロット……2作
①親の職業故に目立たず生きたい主人公が巻き起こすぶっとびエンターテインメント作品。既視感のある設定をもっと作者独自のものに。
☆作者から……「ひと味違うはずしを考えます!」
②家族関係の変化を通し主人公が変わっていく成長物語。
☆作者から……「事件や恋愛風味を読者の共感を意識しながら書いていきたい!」
どちらも書き上がりが楽しみです。今回も午前中いっぱい熱くて楽しい会になりました。

 次回は1215日(木)に例会開催予定を確認してお開きになりました。
                            (おごうふみこ)