2014年10月8日水曜日

童話サークル わらしべ


【聴講生募集!再度のご案内】
童話サークルわらしべでは、毎年プロの作家の方をお招きして勉強会を企画しています。今回は児童文芸家協会所属の、楠章子さん、宮下恵茉さんを講師にお招きして作品合評形式の勉強会です。

日時 1116日(日)13時~16
場所 朝日新聞阪神支局3階会議室(阪神電車西宮駅下車)

つきましては、5名まで外部聴講生の受け入れをいたします。
現在、若干席の空きがありますので、ご希望の方は下記わらしべあてにメールで連絡をしてください。
                             (申し込み・問い合わせ先 藤谷クミコ)
                                         warashibe_gogo2012@yahoo.co.jp




【当サークルブログ「わらしべ通信」について】
会員のうち現在6人が担当。毎月の定例会報告を順番に書いています。
今回は、幅広く落語にも挑戦しているメンバーが担当いたします。
よってオチもあります!


【わらしべ通信 No.20
  この夏は雨が多かったなあ。けど、その分、虹もぎょうさん見れたんとちゃうやろか。虹って、なんや見てると、希望が湧いてくるって感じがせえへんか?
そやそや、わらしべ定例会の話やったな。9月もハツラツと開催したで。今回は1枚童話の合評や。以前、サークル誌用に5枚童話を書いたことはあるけど、みんな1枚は初めての経験や思うで。沢田先生からは、こういうアドバイスを頂いたんや。「完成した物語としての流れを意識することと、テンポが大切です。(中略)たった四百字で物語を紡ぎだすには、言葉の選択が大切です。五・七・五で宇宙を切りとる俳句と似ています」と。この言葉を念頭に置いて、みんな、400字内に収めようと悪戦苦闘しながら書いたわや。で、その甲斐あってか、個性豊かな作品がそろってな。メロンの話や自動販売機の話、目覚まし時計に蟻にウインナー、クラゲにキツネ、閻魔大王まで出てきたんや。数が多いから1人につき、そないに時間かけて合評はでけへんかったけど、わずか1枚の物語にも、あっちゃこっちゃからいろんな意見が出てな。あらためて、人の見方っていろいろやなあって思たわ。けど、先生も仰ってるように、1枚童話はあくまでも創作の訓練や。今回のチャレンジは、みんなにとってええ勉強になったんとちゃうやろか。
実はな、このヌクスケ、提出した以外にもう1作品、書いてたんや。ちょっと読んどいてくれるか。そうや、タイトルは「わらしべ」や。ん? なんや? 文字数が多いってか。402字になっとるってか。ハハハ、「わらしべ」やから、2字出したんや。虹は希望の象徴やからな。そうや、2字と虹をかけとるわけや。「わらしべ」っちゅう空には、希望の虹が出とるさかいな。
さ、昼飯でも食いに行こか、って、もうこんな時間やないか。ランチタイム終わっとるがな。見てみ、時計。もう2時や。
                                                                                                         (ヌクスケ)