【わらしべ通信NO.147】
8月16日 お盆の最終日 晴れ
私はエアコン。駅近の公民館の会議室の天井に付いてる。
今日の私の仕事は、「童話サークル わらしべ」の人たちを涼しくしてあげること。
でも、ほどほどに頑張ることにするわ。だって、働きすぎて具合が悪くなっちゃった公民館のエアコン仲間もいるんだもの。
あ、メンバーの人達がやって来たわ。みんな暑い暑いって、汗びっしょり!
さあ、涼しくしてあげるから、定例会を始めて下さいな。
合評は3作品、どれも4月に決めた「お題(2種類)」を使った作品なんだって。
私もササッと読ませてもらったのよ。
1作目はYA向きの恋物語。語り手を誰にするかとか、もう少し話を膨らませた方がいいのでは?とか、いろいろ意見が出ていたわ。それから、美味しそうな食べ物が描写されているんだけど、その印象が強すぎて肝心のアイテムが霞んでしまうっていう意見もあった。きっと、この作者さんは食いしん坊に違いないわね。
2作目は高学年向きの作品。お馴染みの怪談のキャラたちが登場して、とっても面白いんだけど、ちゃんと怖がらせてもくれるお話なの。私もゾゾ―ッて冷や汗をかいてしまって、みんなを冷やしすぎちゃったしれないわ! ただ、このキャラたちを知らない人には分かりにくいのではないか?って言う感想も出ていたわ。なるほどねえ~。
3作目は低学年向きの作品。美しく幻想的なイメージが浮かび上がってくる。主人公が元に戻れなくなるのは自己犠牲なのか? いや、元に戻してあげたい等の意見もあった。 それから気が付かなかった人もいたみたいだけど、宿題のお題も捻った形で使われていたのには感心したわ。
合評が終わった後は、話合いが始まりました。
なんでも来月に、わらしべメンバーのお祝いの会があるんだって!
いろんなアイデアが飛び出して、みんな楽しそう~。
でも、あらら、会場はここじゃないのね、残念……。
私は行けないけど、どうか盛会になりますように。
気が付けば夕方、お開きの時間になりました。
さようなら、わらしべのみなさん、気を付けて帰ってね。外はまだまだ暑いわよ~。
(今月のブログは1作目の作者、きくちがお届けしました)