2021年5月11日火曜日

とんとんぼっこ

 4月24日は、とんとんぼっこの合評会でした。

広島もコロナ感染者数が増え続ける日々に、今回もやむなくリモート合評会です。尻込みするわたしたちに、リモートで合評する仕組みを辛抱強く進めてくれたメンバーは、会えないまま退会されてしまったけれど…。おかげ様でなんとかやっていますよ、愛媛のHさん!

とはいえ、メンバーそれぞれの事情があり、全員がリモートに参加できる環境にあるわけではありません。それに、スマホのラインを使ってのリモートなので、1時間が限度。というわけで、まずはメールで感想を送り合い、足りない部分やみんなに聞いてみたいことをおもに、リモートで話し合いました。

始まる前からなんだか緊張してしまいましたが、スマホの画面にみんなの顔がそろったら、うれしくなりました。

提出された作品は5編。今のコロナ禍を背景にしながらも、さわやかな心のふれあいの描かれた作品、おもいきって書き直された作品(ご自身で気に入っていたエピソードを、ざっくりと削る勇気)、子どもがとても興味をもちそうな自然を描いた作品、原稿締め切りの日に苦し紛れに書いた作品(これ、わたくしの!)。

そして、取材をされて書かれたひとつの作品。久しぶりに提出された原稿から、「この話を書きたい!」という気迫が伝わってきました。その熱い気持ちに、みんな刺激を受けたことと思います。

わずかな時間ではありますが、顔を見ながら話してみて、やはり「声」や「表情」から伝わるものは大きいなと感じました。そばにいるなら、言葉さえもいらないことも。それなのに、「文字」だけで伝えようとする文学は、無謀ともいえるかもしれません。そんな難しいことに挑戦しているんだな、わたしたちは…!


次回は6月26日(土)を予定しています。

(巣山)