2018年3月1日木曜日

だんでらいおん

皆様こんにちは。
久しぶりの記事当番が廻ってまいりました。
だんでらいおんのわたなべちとせです。

2月17日(土)。今年初めての合評会を、事務局をお借りして行ないました。
今回の出席は6名でした。
2週間程前にメールで頂いた各作品を読み込んで臨みました。
(私のみ持参・読み上げ組でした。すみません(苦笑))

懐かしい香りのする時代を舞台にした作品、学校を舞台にした生活童話、校内を舞台
にした恐怖がモチーフの作品等々、今回もまた新しいお話に出会う事が出来ました。
自分一人で原稿に向かっている時には全く気づけなかった矛盾点、書き癖、誤字、
記号等の用い方など、人様にご指摘頂いて初めて気づく場合もあります。

自作の推敲はいつも必ず音読しながら行なうようにしています。
そんな中、繰り返し繰り返し読み込んでいると、思い込みや、書かれている文章に
徐々に慣れてしまうせいで、細かな間違いや心理描写の矛盾に気づけないままになってしまうことも。
なので、こうして客観的視点でご指摘頂く機会を持てるのは非常に有り難いです。

〜今回の合評での収穫(私個人の感想です)〜
・物語にスムーズに引き込む為、作者が舞台に選んだ時代設定を、読者にも早い段階で
 分かるように書く(ジャンルにもよる)。
・タイトルから「これが中心だろう」と想像される内容よりも、そこに至るまで
 の伏線、経緯、説明の方にウエートが置かれ過ぎていると感じる場合は、物語が動き
 を見せる場所(場面)を中心に描く事を意識する。
・作品の枚数を意識する。規定枚数が少なければ少ない程、物語の伏線や説明等、
 読者が容易く理解出来る工夫をする。
・話にばらつきを感じさせてしまうので、登場人物は出来るだけ整理する。
・経験もふまえ、子供の心理を色々な角度から推測してみる癖をつける。

予めメールで送られた各自の原稿をプリントしたもの。そして、当日配布され
読み上げられる原稿。
それらに各自がコメントを書き込んで、それぞれの作者にお返しし(これがまた、合評中にメモし損ねた事もしっかり書いて下さっていたりする為、大変助かります!)、合評はお開きになります。
今後の創作・推敲に、是非活かしていきたいと思います。

この日は、帰り掛けに喫茶店で30分程一服しつつ、情報交換等。
日頃、創作は孤独な作業なので、こういう何気ない会話の時間も貴重です。
この日も、「頑張ろう」と思いを新たに家路に就く事が出来ました。

それでは、今回はこれにて。
寒い日が続きますので、皆様くれぐれもご自愛下さい。

尚、次回のだんでらいおん合評会は、5月26日(土)に予定しています。
                                     (わたなべちとせ)