2018年2月1日木曜日

とんとんぼっこ

1月27日に合評会をしました。とんとんぼっこ、4年目のスタートです。

みんな遠くから集まってきていて、県外から泊りがけの参加もあり、無理のないよう年4回の開催としていました。しかし、この日みんなから、開催日を増やしてほしいと提案がありました。

というわけで、次回から偶数月の、年6回の開催となります。基本、第四土曜日の午後1時から。広島市袋町の広島市まちづくり市民交流プラザです。



今回、8名参加で9作品が提出されました。

原稿用紙1〜2枚で応募できるホラー(対象年齢小学1、2年生から)をみつけたので、お知らせしたせいか、ホラー作品の提出も数点ありました。

普段、童話を書いているメンバーには、ホラーは対象外…という意識があったと思います。自分の目指すところではない、アウトオブ眼中(笑)

しかし、今回、ホラー作品の合評が、すごくおもしろかった!

いつも異質(!)な童話を書いてくる今治のHさんは、もともとホラー公募の受賞歴豊富な人。彼の合評にかかると、ホラー原稿にどんどんふくらみがでてきて、おどろきの連続です。「ほらー、やっぱりあんたはホラーだよ」と心でつっこませていただく私でした。

わたしがみんなに、一度はホラーを書いてみることを勧めるのは、ホラーを書くことは、不要な母親目線をはずすのに有効だと思うからです。

童話を書くのに、子どもに寄り添う心、あたたかな目線は必要。でも、おせっかいになってしまってはいけません。作者が主人公をかばいすぎ、助けすぎては、主人公は成長できない。主人公に葛藤を与えよというのは、沢田俊子先生の童話教室でも、たびたび言われたことです。

提出作品が、閉鎖された世界を小さくまとめがちになっていると感じていました。ホラーで大胆な発想を培うのも、童話のヒントになるかもしれないと思った、今回の合評会でした。



次回は4月28日(土)を予定しています。以降6月8月10月12月。

                              (巣山 ひろみ)