2016年9月23日金曜日

わらしべ

【わらしべ通信 NO.44】

9月18日(日)
定例会の出席者は18名、欠席者3名。
顧問の沢田俊子先生から「推敲」について、ポイントをまとめたプリントが配られ、簡単に説明がありました。それを踏まえて、合評がはじまりました。

最初の作品は、幼年向けの一枚童話です。
男の子の成長を書かれた作品でしたが、情報量が多すぎる。
「一枚童話は、瞬間を切り取って書くもの!」と、わたしたちは何回も聞いています。作者は会員になって日も浅いので、知らなかったのでしょう。

2作品目は、私の書いた低学年向けの童話です。
作品をシェイプアップするには、「登場人物が不可欠か」チェックすること。推敲は「冷却期間を置いてから見直す」を参考に書き直そうと思います。
 
3作品目も、低学年向けの童話でした。
書き出しは。作品のテーマにもなっていて、読者をひきつける上手い一行です。それを活かすには、「物語がわき道にそれていないか」が推敲のポイントです。
登場する子どもたちの名前が全員ひらがなで表記してあるので、混乱する場合、漢字やニックネームなどを使うと読者に分かりやすいそうです。

4作品目は、高学年向きのユーモアSF童話です。
ユニークな登場人物の描写を丁寧に書かれた作品です。
「文章が読者年齢にあっているか」「削れるところは徹底的に削る」「終わり方を工夫する」など「推敲のポイント」を基に合評しました。

最後は、文房具がキーワードになる不思議な物語です。
「不思議」が表現されていないことが指摘されました。

「推敲のポイント」のプリントには、他にも詳しくチェック項目が書かれていました。
書くことの次に大事な「推敲」ですが、自分の作品を客観的に見るのは難しいです。が、配られたプリントがあれば、自分でもできるかも知れません。                    


(担当: つじ まり)