2014年5月7日水曜日

童話サークルわらしべ


 童話サークルわらしべでは、4月の新年度を迎えるにあたり当ブログ担当を新たに増員して、ますます楽しい記事をお届けすべく頑張っていきます。次月(5月)は、総会です!!

【わらしべ通信 №15

 新緑が目にしみる季節になりました。さみどりの新芽が濃緑の木々の間に湧き出して、新しい生命を感じさせます。これを「山が笑う」と言ったらしい。「山笑う」は俳句の世界では春の季語とか。でも季節はすでに初夏です。近年、春と秋が極端に短くなったようです。
 先日図書館でたまたま手にした本にこうありました。
「一日に一つ、自分の手にあまることをやってみてはどうだろうか」「人生において、自分の持っている能力がどれくらいあるものか、試してみることくらい、愉しいことがあるでしょうか」「人間は97歳になっても百歳になっても、あきらめずに挑戦することが愉(たの)しく生きる秘訣なのです。あきらめたら終わり。(ですから)今日も私は机の前に座ります」
 (そりゃ、試すのはいいけれど、できなくて落ち込むのが関の山やで)などとぶつぶつ自問自答しつつ、これらの言葉はなかなかに刺激的であります。はて筆者はだれ?(答えは文末に)
閑話休題。「わらしべ」2014年4月例会は、会場をいつもとはかえて、兵庫県西宮市内の集会施設にしました。
刊行されたばかりの「童話サークルわらしべ 創刊号」を手に、出席者がそれぞれ感想を述べました。
「あらためて読み返してみて、『おいていかれ感』がある」と正直な考えが披露されました。また、事情があって作品を提出できなかった会員は「たいへんくやしい」と話しました。
あたりさわりのない感想が続くのではと予想した筆者の見通しはみごとに覆されたのでした。率直な考えが聞けて、大変有意義な例会でありました。
答え 宇野千代著『幸福の法則 一日一言』(海竜社、2007年発行)
                                                                                                                     (担当 安村弘)